意外に痛くない! 鼻からの検査

2017/04/18
最近,「新着情報」をコラム代わりに使っている気もしますが,
ご興味のある方はご覧頂けると幸いです.

今回は,鼻から綿棒を入れて検査する話です.

まだ時々インフルエンザを疑う患者さんが来てます.
インフルエンザの診断は,
鼻の奥まで綿棒を入れて粘液を採取し,
ウィルスがいないかどうかをチェックして行います.
当然,痛いイメージですね.

でも,
 「意外に痛くなかった」
 「はじめて泣かなかった」
と,たくさんの子どもやお母さんから言われます.

べつに,特別なことはしていないんですが,
耳鼻科医は鼻を診察できるんです.
当たり前のように思いますが,他の科の先生にはなかなか出来ません.

意外に痛くない! 鼻からの検査

これは,右鼻の中の写真です.
鼻の中には粘膜の出っ張りがあり,そこを突っつくと痛いんです.
鼻の中を診察しながらだと,出来るだけ粘膜を突っつかないように,
粘膜と粘膜の間を,そーっと綿棒を入れることが出来ます.


耳鼻科以外では,鼻の中を見ないで,鼻の穴から綿棒を入れて取ります.
鼻の中を診察しながら検査することが,意外に痛くない理由と考えています.

鼻から検査する場合,僕は耳鼻科での診察をお勧めします.
(もちろん,無痛って感じではありませんが...)

病気にならないことが一番ですが,何かの参考になれば幸いです.

                    院長 関 伸彦


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