鼻水の検査

2018/02/13
いつも新着情報をご覧頂き,ありがとうございます.
立春を過ぎ,暦上は春ですが,
連日の氷点下,インフルエンザも流行っていて,
まだ春は来てないですね.

さて,今日は「鼻汁検査」について説明したいと思います.
鼻水を綿棒で取って,鼻水の成分を顕微鏡で見る検査です.
耳鼻科ではよく行われるものです.

顕微鏡で何を見ているか...?当院では,

 好酸球(こうさんきゅう)という,アレルギーに関連する細胞 と
 好中球(こうちゅうきゅう)という,炎症に関連する細胞 を

みています.そして,それら細胞が,

 全くなければ ー
 ものすごく多ければ +++
 パラパラいる程度なら +
 +++ と + の中間なら ++

の4段階で結果が出ます.

この検査は,そのときの鼻の中の状態が,

 アレルギー状態になっているか
 炎症を起こした状態になっているか


を判断する,ひとつの視標になります.
それによって,同じ鼻水でも,使う薬が全然違ってくるというわけです.


以上,参考になれば幸いです.

                  院長 関  伸彦





最近の記事

最新の新着情報を読む  過去の新着情報一覧
rss1.0 rss2.0 atom0.3