病状に細菌や真菌(カビ)が関与している可能性があるときに行います.例えば,色のついた鼻水が出ていたり,どろどろの耳だれ(耳漏)が出ていたり,舌の表面が白っぽくなっているときなどに,細菌や真菌の感染を疑います.
当院で最も多いのは,鼻水の細菌検査です.保育園や幼稚園に通っているお子さんは,周りのお友達から細菌をもらいやすい環境にいるため,色のついた鼻水が出ることがよくあります.鼻水の中に細菌がいるかどうかを調べます.この検査で,
どんな細菌がついているのか?
その細菌はどんな抗生物質で治るのか?
が分かります.検査結果が出るまでに 1 週間程度を要します.どの抗生物質が効くのか?はとても重要です.薬が効いていない場合,この検査結果を基に薬を変更することができるからです.