当院での流れ
受診された患者さんが「耳鼻科ってこんな感じなんですね!」と言っていました.初めての耳鼻科受診ということでした.確かに耳鼻科に縁のない方は,どんなことをされるのか,きっと不安でしょう.ここでは,当院でどんな診療を行っているのか,記しておこうと思います.
① 受付
まずは受付です.初めての方は,カルテを作って保険証を確認したり,どんな症状があるのか問診票を書いたりで,これはどの病院も同じだと思います.問診票は,トップページから印刷できますので,事前に記入して頂けると早いです.
当院では,予約システムを導入していません.インターネットを使ってない方もいらっしゃいます.またネット予約で,受付している患者さんはたくさんいるのに,院内に患者さんがおらず診察できないという状況が想定されます.他院の予約システムに慣れている方は不便に感じるかもしれませんが,当院は〈来た順番に診察する〉という古典的スタイルです.
順番が来ると,中待合室に呼ばれます.そして,いよいよ診察室へ呼ばれます.
② 診察
診察室では,診察用の椅子に座って診察を行います.まず,問診票で足りないことを色々伺います(問診という,意外と重要な診察のひとつです).次に,耳,鼻,のどを診察します.見ただけで診断がついてお薬を処方して終わりということもありますが,多くは処置を行ったり,診断のために必要な検査を行います.
③ 処置
耳については,耳あかを取ったり,耳を洗浄してお薬を入れたりです.鼻では,鼻にスプレーをして鼻水を吸い取ったりします.診察後に,鼻やのどの炎症を抑えるために吸入をしてもらうこともあります.
④ 検査
鼻水からアレルギーや炎症の状態をみる鼻汁検査,耳や鼻のレントゲン,聴力検査や鼓膜の検査,溶連菌やインフルエンザなどの迅速検査,咽頭や喉頭をカメラで詳しく見る内視鏡検査,気道(空気の通り道)のアレルギー性炎症(好酸球性炎症)を評価する呼気一酸化窒素測定が代表です.
検査や処置の後,検査結果や今後の予定などの説明が終わると,最後にお会計して終了となります.